中学生・高校生に生じる薄毛や白髪は貧血が原因かもしれません

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中学生から高校生にかけて、成長期の子供に白髪や抜け毛が増えることがあります。その原因には、成長期における新陳代謝の増加や、過度の運動による鉄分不足が原因である可能性も考えられます。

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成長期における貧血

成長期には、身体を大きくするために新陳代謝が活発になり、身長が大幅に伸び始めます。最大で1年に10センチ程度も身長が伸びることもあります。

身体の急激な成長には、多くの栄養分が必要になります。身長が伸びるためには、鉄分、カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンDなどを大量に消費します。

特に鉄分は身体中に酸素を運ぶために必要なミネラルで、不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こします。鉄欠乏性貧血の症状として、めまい、動悸、疲労感、倦怠感、抑うつ、抜け毛や白髪の増加などがあります。

詳しくは⇒ 鉄欠乏性貧血による子供の白髪・薄毛

月経による貧血

女の子は小学校高学年ごろから中学生にかけて初潮を迎えます。成長期と月経が重なることで、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。

鉄欠乏性貧血になると、その症状として、髪が抜けたり白髪になることがあります。鉄は食事から摂取することが望ましいのですが、貧血の症状が酷い場合はサプリメント等で補うことも必要です。

スポーツ貧血

中高生に白髪や抜け毛が増える原因として、スポーツ貧血も挙げられます。

中学生・高校生になると、部活が本格的な活動になり、運動量も増大します。大会に出場することを目標に置き、毎日早朝から夜まで厳しい練習を行なっているという中高生も少なくありません。

このような非常に過酷な練習やトレーニングを行なっている選手に発生しやすいのがスポーツ貧血です。スポーツ貧血は、国体出場などのハイレベルな選手ほど多く発生します。

スポーツ貧血は、トレーニング等で大量の赤血球を踏みつぶし、破壊することによって引き起こされます。過酷な運動により鉄分が過剰に消費されるため、普段の食事では鉄分をまかないきれません。そのため、鉄分が不足して貧血に陥ります。

詳しくは⇒ 中学生高校生が陥りやすいスポーツ貧血 薄毛の症状が出る可能性も

フェリチン不足による隠れ貧血

鉄欠乏性貧血の検査においては、従来はヘモグロビン値、ヘマトクリット(密度)、MCV(容積)などを測定していました。しかし、最近の研究で、フェリチンが不足することにより将来的に貧血が起こる可能性があることが分かりました。

フェリチンは貯蔵鉄とも呼ばれるもので、鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行う蛋白のことをいいます。フェリチン値を測定することで、隠れ貧血の発見につながります。

貧血の改善方法

貧血の改善には、ヘム鉄の摂取が有効です。ヘム鉄は動物性たんぱく質に含まれています。

鉄分というとほうれん草にも多く含まれていることが知られていますが、実は植物性由来の鉄分は非ヘム鉄と呼ばれ、ヘム鉄と比較すると吸収が数分の1しかありません。

ヘム鉄を十分に摂取したい場合は、肉やレバーなどの動物性たんぱく質を摂取することがおすすめです。また、サプリメントを利用するのもよいでしょう。

成長期には、十分な睡眠も大切です。睡眠中に体内では成長ホルモンが作られますが、質の良い睡眠が得られなかったり、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌が不十分になります。成長ホルモンが不足すると髪の毛の成長も阻まれるため、抜け毛が増えたり白髪になるという問題が生じることがあります。

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