赤ちゃんの髪の毛が生えない 無毛症・乏毛症の症状と原因・治療法

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新生児や1〜2歳の赤ちゃんに全く髪の毛が生えない、もしくは髪の毛が生えない部分がある場合、無毛症・乏毛症の可能性があります。この病気は赤ちゃんのうちに発覚することが多いのですが、稀に幼児期を過ぎて突然発症することもあります。

このページでは、無毛症・乏毛症の症状、原因、治療法・対処法について解説しています。

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無毛症・乏毛症の症状

無毛症・乏毛症とは、なんらかの原因で毛髪が生えてこない、もしくは少ししか生えないという病気です。頭髪が全くない場合もあれば、一部分のみが生えているという場合もあります。

頭部全体に髪の毛が生えないものを全頭無毛症といい、一部分のみに髪の毛が生えないものを限局性無毛症といいます。

全身性のものは先天性無毛症であり、爪甲発育異常、歯牙形成不全、無汗症などを伴うことがあります。

外胚葉形成異常症を発症している場合、無毛・乏毛だけでなく汗腺、爪、歯、皮膚などにも異常があらわれます。

生まれたばかりのときは髪の毛が生えていても、生後1〜2年前後で全て抜け落ち、その後全く生えてこなくなるというケースもあります。

全頭無毛症と限局性無毛症

全頭無毛症は、頭部全体に髪の毛が生えない疾患です。

限局的無毛症とは、頭部の一部分に髪の毛が生えないという疾患です。限局性無毛症になる疾患としては脂腺母斑(しせんぼはん)、先天性皮膚形成不全症などがあります。

脂腺母斑を発症している場合、出生時には境界のはっきりした無毛部分(脱毛斑)があります。思春期になると無毛部分が黄色くなり、表面がイボ状に隆起します。

先天性皮膚形成不全症は、生まれつき毛のない凹んでいる部分があるのが特徴です。患部の大きさは1〜3cmくらいです。出生時にはまだ皮膚が潰瘍のままであるケースもあります。

先天性無毛症

先天的無毛症とは、生まれつき毛根が存在しない疾患です。そのため、髪の毛は全く生えません。先天性無毛症では、精神発育遅滞を伴うケースがみられます。また、全身性のものは先天性無毛症であり、爪甲発育異常、歯牙形成不全、無汗症などを伴うことがあります。

先天性乏毛症

先天性乏毛症とは、普通の人と比べて生まれつき頭髪が非常に少ないという疾患です。将来も完全に生え揃うことはありません。

無毛症・乏毛症の原因

  • 遺伝子異常
  • 皮下脂肪型肥満
  • ホルモン低下
  • 放射線

先天性の無毛症の原因で最も多いのが先天的な遺伝子異常によるものです。先天的に髪の毛が生えないという疾患で遺伝によるものは実は数多く存在します。

髪の毛の生成や成長に関わる遺伝子に異常があるために、全部もしくは一部の頭髪が生えてこなくなります。近年、研究によりこのような遺伝子の異常が少しずつ解明されつつあります。

無毛症は、放射線の照射により、円形脱毛症の症状としてあらわれることもあります。

無毛症・乏毛症の治療方法

残念ながら、先天的無毛症に対する効果的な治療法・予防法は今のところ見つかっていません。

以下、現状で考えられる無毛症・乏毛症への対処法です。

皮膚科専門医への相談

生まれつき異常に頭髪が少なかったり、生後1〜2年で髪の毛が全て抜け落ちて生えてこなくなった場合は、無毛症・乏毛症の可能性があります。

無毛症・乏毛症には様々な原因があります。早めに皮膚科専門医の診察を受けましょう。遺伝性疾患を発見する手がかりとなる場合もあります。

遺伝子検査

無毛症・乏毛症は遺伝子異常が原因で発症することが多いため、遺伝子検査を行ない、異常の有無を調べます。

幼児のうちに無毛症を発症しなくても、突然発症するケースがありますので、両親、祖父母などの血縁関係者に同様の疾患を持つ人がいないかどうかを調べる必要があります。

ウィッグやかつらの使用

ウィッグやかつらを使用することにより患部を隠し、見た目を整えることが可能です。

手術による無毛部位の切除

脂腺母斑や先天性皮膚形成不全症が原因で限局性無毛症を発症している場合、患部の皮膚を切除することで、無毛部分を取り除きます。

頭皮の移植

無毛症への治療として、頭皮の移植が行なわれたケースも存在します。

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