ストレスによる子供の円形脱毛症 原因と対策・治療法

image

円形脱毛症は自己免疫反応によって脱毛が生じる自己免疫疾患ですが、その原因には、ストレスやアレルギー合併、ウイルス感染など様々な説があります。

古くから円形脱毛症は精神的ストレスにより発症するといわれており、少なからずストレスが影響している可能性はあると考えられます。

ストレス社会と言われる現代、それは子どもにとっても例外ではありません。円形脱毛症を発症している子供の中には心的要因が原因であると考えられるケースも少なくないのが現状です。

ストレスによって引き起こされる子供の円形脱毛症にどのように対処すれば良いのでしょうか?

スポンサーリンク

ストレスによる子供の円形脱毛症

子供はストレスを感じないものと誤解されることありますが、子供も大人と同様に学校生活や友人関係、部活、塾、習い事などでストレスを感じやすい環境に身を置かれています。

また、子供はストレス発散方法を知らないことが多く、自分でも気がつかないうちに精神的ストレスをため込み、ある日突然それが体調に出ることもあります。

ストレスは大きいほど自覚できなくなる

ストレスは、軽度の場合はなんとなく自覚があるものです。しかし、ストレスがあまりにも大きいと、全くの無自覚になることがあります。子供はあっけらかんとしているのに、実は無意識下で重大なストレスを抱えているケースもあります。このような無自覚のストレスは、子供自身が解消することは困難であり、放置すると重症化することもあります。

『明るい性格=ストレスがない』というのは間違い

普段から明るく振る舞う子供や、一見ストレスとは無縁そうな子供に円形脱毛症が起こることがあります。実は、明るく振る舞っている子供ほど心にストレスを抱えている場合があるのです。

人は、辛いことがあったときにわざと自分の気持ちとは正反対の行動をとることがあります。例えば、親に酷く怒られて本当は辛くて泣きたいはずなのに、笑ったり楽しそうに振る舞う子供がいます。これは心理学でいう防衛機能の一つで、反動形成といわれるものです。

なぜ気持ちとは逆の行動をとるのでしょうか?それは、自分の心がこれ以上傷つかないように、心を防御しているからにほかなりません。

交感神経と副交感神経

私たちの身体は、自律神経によりコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経があります。

交感神経は、活発に活動しているときや緊張しているときに優位に働きます。一方、副交感神経は、リラックスしているときや身体を休めているときに優位に働きます。

精神的なストレスを受けたり、不安・恐怖・怒りを感じていると、交感神経と副交感神経をうまく切り替えることができなくなり、常に交感神経が優位に働くようになります。すると、身体全体が常に緊張状態を強いられ、心拍数が上がり、筋肉が緊張し、血管が収縮している状態が続きます。悪化すると、自律神経失調症や睡眠障害に陥ることもあります。

髪が抜けるのはこのような自律神経の乱れも影響している可能性があります。

精神的ショックによる影響

円形脱毛症を発症したとき、その2〜3ヶ月前に大きな精神的ショックを受けているケースがあります。また、ストレスや不安感を継続的に受けていると、その分、脱毛症状が長引くことがあります。

親はどのように対処すべき?

子供に円形脱毛症を発見した場合は、慌てずにお近くの医療機関にご相談ください。子供の前で殊更に不安をあおるような態度は控えましょう。また、子供がストレスを抱えていないか、じっくりと話し合うことも必要です。

また、ストレスの感じ方は人それぞれです。例えば、ある子どもにとっては全く何ともない出来事であっても、別の子どもにとっては酷く精神的ショックを受けるような出来事である可能性もあります。

親が「そんな小さなことで」と頭から否定してしまっては、子供の心の逃げ場がなくなってしまいます。子供一人一人に合った心のケアが必要です。

心療内科を受診する必要があるケースも

円形脱毛症の治療のためには、皮膚科だけでなく心療内科も合わせて受診した方が良い場合もあります。心のストレスが原因の円形脱毛症は、いくら薬で表面的な治療を行なっても、ストレス源を取り除かない限り完治することはありません。逆に、ストレス源をなくしたことで自然治癒したケースも数多くあります。

円形脱毛症に関しては、近年の研究で様々な治療法が確立されています。焦らずに気長に治療を続けることが大切です。

子供の円形脱毛症の治療に用いられる塗り薬や内服薬・市販の育毛剤について

関連:子供の円形脱毛症 原因・症状・治療法について

スポンサーリンク