子供の円形脱毛症 / 小児円形脱毛症 原因・症状・治療法

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子供の円形脱毛症は決して珍しいものではありません。円形脱毛症は幼児にも発症するケースがあり、円形脱毛症患者の4人に1人が15歳以下という報告もあります。

子供の円形脱毛症にどのように向き合っていけば良いのでしょうか?

このページでは、子供の円形脱毛症/小児円形脱毛症の原因・症状・治療法について解説しています。

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円形脱毛症の原因

円形脱毛症を発症するメカニズムについてはまだ謎の部分が多く、詳しいことは解明されていません。現在のところ、自己免疫疾患、アレルギー、精神的ストレスなどが主な原因として挙げられています。

円形脱毛症と自己免疫疾患の関係

円形脱毛症自体が自己免疫疾患であると考えられていますが、甲状腺疾患などの他の自己免疫疾患を抱えている場合、それぞれが影響し合うことで、症状が悪化・改善することがあります。

円形脱毛症とアレルギーの関係

円形脱毛症とアレルギー症状には深い関わりがあります。アレルギー疾患を持っているか否かで円形脱毛症の治りやすさが異なります。

円形脱毛症患者がアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患を持っていた場合、当初は単発型でも次第に症状が重くなり、完治は難しくなります。

円形脱毛症患者の特徴

円形脱毛症を発症する時、その前兆としてかゆみや大量のフケなどが生じるケースがあります。円形脱毛症が進行している間は、特に力を入れて引っ張らなくても髪の毛が簡単に抜けてしまいます。抜けた髪の毛は、毛先が尖っていたり切れ毛になっていることがあります。

爪の形状の変化

もう一つ特徴的なのが、髪の毛だけでなく爪にも異変が現れることです。円形脱毛症の患者の爪には、横筋や小さなへこみが無数に出現することがあります。また、爪自体が歪んでいたり、明らかに健康的ではない形状の爪が生えることもあります。

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このような症状が見られる原因としては、爪も髪も主成分はケラチンというタンパク質が変化したものであり、非常に似た構造であるためと考えられます。

円形脱毛症の種類

円形脱毛症は、毛の抜け方や進行状況によりいくつかのグループに分類されます。自然治癒する確率が高い初期症状から、進行すると難治性になるものまで様々です。

単発型

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単発型は、円形脱毛症としては最も一般的な症状で、頭髪に10円玉サイズの丸い脱毛斑が突然出現します。円形脱毛症の初期症状と考えられますが、放っておいても60%ほどは自然治癒します。

多発型

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単発型が治癒せず、そのまま進行すると、丸い脱毛斑が2ヶ所以上出現しはじめます。さらに脱毛症状が進行すると、複数の脱毛斑が結合して、脱毛面積が大きくなります。これが多発型の円形脱毛症です。

この段階になると、髪の毛だけでなく、全身に脱毛症状があらわれることがあります。

多発融合型 / びまん性

多発融合型にはびまん性と蛇行性があります。

びまん性は頭髪全体からまんべんなく髪の毛が抜け落ちる症状です。びまん性の円形脱毛症は難治であり、全頭型や汎発型に移行するケースが度々みられます。

多発融合型 / 蛇行性

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(出典:http://www.ijdvl.com/)

蛇行性は、主に小児にみられる症状です。蛇のように細長く脱毛する症状で、後頭部や側頭部の生え際にかけて脱毛します。

全頭型

多発型の円形脱毛症が進行すると、脱毛斑がいくつも結合して、髪の毛が全て抜け落ちます。ここまで脱毛範囲が広がると、難治性の性格が強くなります。

ただし、最近では、急激に全頭型の脱毛症を発症し、短期間に自然治癒するという特殊なケースも報告されています。ADTAFS(Acute diffuse and total alopecia of the female scalp)と呼ばれるものです。この症状は女性に多く、平均3ヶ月ほどで頭部全体が脱毛に至ります。髪が抜けきると、自動的に発毛し始め、再発することは稀です。

汎発型

汎発型になると、頭髪だけでなく、眉毛やまつげ、ひげ、陰毛など身体のあらゆる体毛が全て抜け落ちます。これは円形脱毛症の脱毛斑がいくつも重なり、全身に及んだために起こります。悪性円形脱毛症や全身脱毛症とも呼ばれ、治療が最も難しい症状です。

円形脱毛症の治療法

円形脱毛症は命に関わる病ではありませんが、髪の毛が抜け落ちるという外見的にも分かりやすい症状であるため、患者が大きな悩みやストレスを抱えることも多いのが現実です。時には心のケアも必要になります。

ひとつの治療で成果が出なくても、医師と話し合い、さまざまな治療を試みてください。

子供の円形脱毛症に有効な育毛剤

大人の円形脱毛症の治療には一般的にステロイドが使用されますが、副作用も大きく、幼児や子供への使用は避けるべきであると考える医師も多いのが現状です。子供への治療はできるだけ副作用や苦痛の少ない方法を選ぶ必要があります。

円形脱毛症は疾患ですが、市販の育毛剤でも効果がみられることが分かっています。ご家庭で治療を行う場合は、円形脱毛症の治療にも使用されている『セラファンチン』という成分が配合されているものを選びましょう。

※セラファンチンは小児円形脱毛症の治療薬としても使用されている成分です。

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焦らずゆっくり病気と付き合っていきましょう

円形脱毛症は、早期の改善が難しい病気です。長い期間を経てやっと髪の毛が生え揃った途端に大量に脱毛することもあります。振り出しに戻り、治療を一からやり直さなければならないときもあります。

早く治そうという親の不安や焦りを子供は敏感に感じ取ります。成果を急ぐと子供の心の負担がますます大きくなってしまうかもしれません。

円形脱毛症の治療は長期戦です。

どんと構える気持ちで子供に接してあげてください。急がず焦らず、ゆっくりと治療をすすめていきましょう。

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