シャンプーに含まれる合成界面活性剤が子供の頭皮に与える影響

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市販のシャンプーに使用されている洗浄成分の中には、洗浄力が非常に強いものが含まれています。

特に知られているのがラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムという合成界面活性剤です。

これらの成分が、デリケートな子供の頭皮に悪影響を及ぼすケースがあります。

このページでは、合成界面活性剤が子供の頭皮に与える影響について解説しています。

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シャンプーに合成界面活性剤が使われるのはなぜ?

合成界面活性剤が使用されるようになった背景には、水の性質があります。

一般的に、硬水では石鹸がうまく泡立ちません。それに対し、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムといった合成界面活性剤は、硬水・軟水に関わらず非常に泡立ちが良いという特徴があります。

また、合成界面活性剤は洗浄力が高く、石鹸と比べて少ない量でも強い洗浄効果を得ることができます。合成界面活性剤はマイナスイオン界面活性剤でもあるため、プラスイオンの物質を吸着して洗い流すという作用もあります。

このような側面を見れば、合成界面活性剤はさほど悪いものではないように見えますし、むしろメリットも多いように感じるかもしれません。

しかし、幼い子供や乾燥肌・敏感肌の子供には刺激が強く、痒みや炎症といったトラブルが生じることがあります。

特に議論の的になるのがラウリル硫酸ナトリウムです。ラウリル硫酸ナトリウムは分子が小さいため毛穴などから皮膚に浸透しやすく、さまざまな皮膚トラブルをもたらします。

また、合成界面活性剤は非常に脱脂力が強く、皮膚を保護するために必要な皮脂まで除去してしまうため、皮膚の乾燥が進むという問題もあります。

ラウリル硫酸ナトリウムとは

ラウリル硫酸ナトリウムは合成界面活性剤の一つで、市販のシャンプーを始め、歯磨き粉やボディーソープにも使用されています。ドデシル硫酸ナトリウムとも呼ばれます。

ラウリル硫酸ナトリウムのメリット

  • 硬水・軟水に関わらず泡立ちが良い
  • 洗浄力が強い
  • 脱脂力が強い
  • 安価

ラウリル硫酸ナトリウムのデメリット

  • 粒子が細かいため皮膚に浸透しやすい
  • 洗浄力が強いため乾燥を促進させる
  • 痒みなどの刺激を引き起こす

ラウレス硫酸ナトリウムとは

ラウレス硫酸ナトリウムとは合成界面活性剤の一つで、市販のシャンプーや歯磨き剤にも使用されています。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとも呼ばれます。

ラウリル硫酸ナトリウムとの違い

ラウリル硫酸ナトリウムとPOE(ポリオキシエチレン)という物質が合成され、分子が巨大化したものがラウレス硫酸ナトリウムです。

ラウレス硫酸ナトリウムは、洗浄力・脱脂力はラウリル硫酸ナトリウムとほぼ変わりませんが、分子が大きくなったために皮膚への浸透性が比較的低くなっています。そのため、皮膚への刺激が減少し、痒みなどの肌トラブルが起こりにくくなっています。

皮膚がデリケートな子供への使用は避ける

以上のように、合成界面活性剤には強い洗浄力と脱脂力があります。そのため、頭皮の皮脂量が多い人が使用する分にはメリットがあるといえます。

元々、合成界面活性剤には毒性が認められていませんので、シャンプーが合う・合わないに関しては、使用する人の体質に左右されます。同じシャンプーでも、全く問題なく快適に使用できるという人もいれば、1回使用しただけで酷く抜け毛があったり、頭皮に炎症を起こしたりする人もいます。

特に、皮膚がデリケートな子供が使用する場合には注意が必要です。シャンプーの刺激による痒みや炎症、乾燥から起こるフケ症、抜け毛などが発生する恐れがあります。

合成界面活性剤が含まれたシャンプーを子供へ使用する際には注意深く見守り、異常があらわれた際には速やかに使用を中止してください。

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