甲状腺機能低下症による子供の白髪・薄毛 原因と対策

image

子供が白髪になる可能性のある代表的な病気に、甲状腺機能低下症があります。なかでも子供に多いのが、生まれつき甲状腺の働きが弱い先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)です。

このページでは、甲状腺機能低下症の症状と原因、治療法について解説しています。

スポンサーリンク

子供の甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は高齢者に多く見られる病気ですが、子供が発症することも稀にあります。なかでも、生まれつきのものは先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)と呼ばれ、発達上の障害が大きな問題になります。

気になる症状が出た場合は自己判断せずに、できるだけ早く甲状腺専門医の診察を受けましょう。

先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)

クレチン症は、生まれつき甲状腺の働きが弱い病気で、日本では出生児の2000人に一人が治療を受けていると言われています。診断は、血液中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の測定によるマススクリーニングによって行われます。

クレチン症の症状

  • むくみ
  • 便秘
  • 皮膚の乾燥
  • 臍ヘルニア(でべそ)
  • 低体温

先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)の治療

クレチン症の治療は、全国的に統一されたガイドラインがあり、どの病院でも同じ方法で治療が受けられます。

クレチン症の治療には薬物療法が用いられます。

使用される薬剤はレボチロキシンナトリウムの含まれたチラーヂンS錠(あすか製薬)やレボチロキシンNa錠(サンド製薬)があります。

甲状腺機能低下症とはどんな病気?

甲状腺機能低下症は自己免疫疾患の一つで、甲状腺の機能が低下する病気の総称をいい、女性に多い病気として知られています。

▶︎ 自己免疫疾患とは

自己免疫疾患とは、通常なら異物を排除するための免疫システムに異常が起き、自らの細胞や組織に対してまで過剰に反応し、攻撃する病気をいいます。

甲状腺機能低下症の症状

  • 疲労感
  • 集中力の欠如
  • 記憶力低下
  • 乾燥肌
  • 冷え性
  • 心機能の低下
  • 頭髪が薄くなる
  • 髪の毛の質感が悪くなる
  • 白髪が増える

甲状腺ホルモンは、身体のエネルギーを使うときに必要なホルモンですが、甲状腺機能低下症にかかると甲状腺ホルモンの分泌が不足するため、エネルギーを上手く利用することができません。そのため、神経系や代謝、心臓などの機能が低下します。

甲状腺機能低下症の主な原因

  • 原発性甲状腺機能低下症
  • 続発性甲状腺機能低下症
  • 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
  • 産後一過性甲状腺機能低下症
  • ヨードの過剰摂取による甲状腺機能低下症
  • 甲状腺ホルモン不応症

原発性甲状腺機能低下症

原発性甲状腺機能低下症は最も一般的に見られる甲状腺機能低下症であり、甲状腺そのものが原因となって発症します。甲状腺が破壊されるにつれて甲状腺の機能低下が進行します。最も一般的なものとして橋本病(慢性甲状腺炎)があります。

続発性甲状腺機能低下症

続発性甲状腺機能低下症では、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が下垂体から十分に分泌されなかったり、視床下部から分泌されるTSHを刺激するホルモン(TRH)が減少することによって起こります。

母親の食生活が原因となる場合も

昆布やワカメなど海草類に含まれるヨウ素(ヨード)は甲状腺ホルモンの原料となります。そのため、母親が妊娠中にヨウ素を過剰に摂取すると、赤ちゃんの甲状腺に悪影響を及ぼすという報告があります。この場合、ヨウ素を過剰摂取することで一過性甲状腺機能低下症に陥っていることが考えられます。

甲状腺機能低下症の診断と治療

甲状腺機能低下症の診断は、血液検査によって行います。血液検査では甲状腺刺激ホルモン(TSH)の濃度を測定します。

稀に甲状腺刺激ホルモン(TSH)が適切に分泌されないことが原因で甲状腺機能低下症を発生していることがあります。その場合は遊離している甲状腺ホルモンT4(チロキシン)の値も測定します。

子供でも安心して使える天然素材の白髪染めについて

関連:
子供の白髪 原因と対策
子供の薄毛 原因と対策

スポンサーリンク