子供の薄毛や白髪の原因は亜鉛不足のせい?亜鉛欠乏症の原因と症状

image3318

子供の薄毛や白髪の原因の一つとして、亜鉛不足の可能性が考えられます。亜鉛は健康的な身体を維持するためには不可欠なミネラルですが、体内で合成することができないため、食事から摂取する必要があります。

髪にいい栄養素としても有名な亜鉛ですが、不足することでどのような症状をもたらすのでしょうか?また、亜鉛が不足した場合どのような対処を行えばいいのでしょうか?

亜鉛不足によって引き起こされる亜鉛欠乏症の症状と対処法について見ていきましょう。

スポンサーリンク

亜鉛欠乏症の症状

亜鉛は、身体の機能を正常に維持するために不可欠な栄養素です。

亜鉛には、たんぱく質の合成や骨の発育などの役割があり、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。亜鉛が不足すると、皮膚がカサカサに乾燥してくすんだり、吹き出物や肌荒れを起こしやすくなります。

また、亜鉛には体内の有毒物質を排泄する作用があり、免疫力や抵抗力を高める働きがあります。さらに、体内の300種類以上の酵素に関わりがあるといわれています。

このように、亜鉛は体内で重要な役割を担っており、不足することで疲労感やイライラ、味覚異常、免疫力の低下など様々な症状を引き起こします。

子供が亜鉛欠乏症になると、発育不全が見られるようになったり、抜け毛や白髪が増加することがあります。

亜鉛が不足すると、以下のような症状があらわれます。

  • 発育不全
  • 精子の減少
  • 生理不順
  • 無気力
  • 抑うつ
  • 疲労感・倦怠感
  • イライラ
  • 味覚異常
  • 慢性下痢
  • 免疫力の低下
  • 認知機能障害
  • 爪の変形
  • 貧血
  • 薄毛
  • 細毛
  • 白髪の増加
  • 髪質の悪化

亜鉛不足が髪の毛に与える影響

体内の亜鉛が不足すると、髪の毛が抜けたり白髪が増加することがあります。しかし、亜鉛不足が原因で毛髪に異常が出るという事実はそれほど知られていないため、原因が分からずに見当違いな対処を行ってしまったり、遺伝によるものだと諦めてしまう人も少なくありません。

亜鉛不足の状態が続くと、髪のボリュームが減り、薄毛へと進行してしまいます。そのため、できるだけ早く適切な対処を行う必要があります。

亜鉛不足になる原因

亜鉛不足に陥る原因には、極端な偏食やダイエット、栄養不足などが挙げられます。特に、両親が菜食主義や粗食を実践している家庭においては、子供の栄養状態に注意が必要です。亜鉛は植物性食品よりも動物性食品に多く含まれているため、肉や魚を全く食べないという食生活を送っていたり、ダイエットや偏食などで食事量が非常に少ない場合には亜鉛不足に陥りやすくなります。

また、食品添加物を摂取しすぎると亜鉛の吸収が阻害されてしまいますので、普段から加工食品やインスタント食品、スナック菓子ばかり食べている場合にも注意が必要です。

亜鉛不足に陥りやすい病気もあります。敗血症、慢性腎疾患、糖尿病、肝臓疾患、慢性胃腸疾患や胃腸の手術後などに欠乏症を引き起こしやすくなります。

亜鉛不足を解消する方法とは

亜鉛不足を解消するためには、亜鉛が多く含まれている食品を積極的に食べるようにしましょう。

亜鉛は動物性食品に比較的多く含まれています。亜鉛が多く含まれている食べ物には、牡蠣やビーフジャーキー、レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、卵黄、チーズ、ゴマ、カシューナッツなどがあります。食事のみで必要量を満たすのが難しい場合にはサプリメントを利用してもかまいません。

image2imageimageimage

亜鉛の食事摂取基準(mg/日)

性別 男性 女性
年齢等 推定平均 必要量 推奨量 目安量 推定平均 必要量 推奨量 目安量
0~5(月) 2  – 2
6~11(月) 3  – 3
1~2(歳) 3 3  3  3
3~5(歳) 3 4  3  4
6~7(歳) 4 5  4  5
8~9(歳) 5 6  5  5
10~11(歳) 6 7  6  7
12~14(歳) 8 9  7  8
15~17(歳) 9 10  6  8
18~29(歳) 9 10  6  8
30~69(歳) 8 10  6  8
70 以上(歳) 8 9  6  7
妊婦(付加量) +1 +2
授乳婦(付加量) +3 +3

(引用:日本人の食事摂取基準(2015年度版) 厚生労働省)

亜鉛は不足しがちな栄養素です。統計的にも、亜鉛の平均的摂取量は推奨摂取量を下回る傾向があります。普段から意識的に亜鉛が多く含まれる食品を摂取するようにしないと必要量を満たすことは難しいかもしれません。偏った食事にならないように気を付けながら、バランスの良い食事を心がけましょう。

亜鉛の過剰摂取について

通常の食事では耐容上限量を超えることはまずありませんが、サプリメントや薬剤を大量に摂取することにより、耐容上限量に達してしまう可能性もあります。

亜鉛は、吸収において鉄分や銅と競合するため、用法用量を守るようにし、過剰摂取しないようにご注意ください。

亜鉛を摂取すれば薄毛や白髪は治る?

亜鉛は皮膚や毛髪を健康的に保つ働きのある栄養素ですので、摂取することによって太く丈夫な髪の毛の維持や、白髪の予防などが期待できます。しかし、医薬品のような発毛効果があるわけではありませんので、亜鉛を摂取したからといってすぐに薄毛や白髪の症状が改善するとはかぎりません。

日々の食生活を改善することで体調や体質を整えていき、健康的な髪の毛が生える頭皮環境を作っていくことが大切です。抜け毛の症状が酷い場合には医師に相談の上で育毛剤などを併用するのも効果的です。

関連:
子供の薄毛 原因と対策
子供の白髪 原因と対策

スポンサーリンク