子供の髪が抜ける・フケが出るなら頭部白癬(しらくも)の可能性も 症状と治療法・見分け方

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子供の髪の毛が抜ける原因の一つに、頭部白癬/しらくもが挙げられます。子供の髪がするすると抜け、フケが大量に発生したら、頭部白癬の可能性があります。

頭部白癬には、主に次のような特徴があります。

  • はっきりとした丸い(もしくは楕円形の)脱毛斑
  • フケの大量発生
  • 髪が簡単に抜ける

放っておくと頭部全体の髪の毛が抜け落ち、頭皮が膿んでしまう可能性もあるため、できるだけ早めの対処が必要です。

このページでは、頭部白癬の症状と原因、治療法について詳しく解説します。

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頭部白癬(しらくも)の症状

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頭部白癬/しらくもとは、白癬菌(はくせんきん)が頭の毛に感染することで発症する病気です。頭部白癬は大人よりも子供にかかりやすい疾患で、特に男児にかかりやすいと言われています。

頭部が白癬菌に感染すると、以下のような症状があらわれることがあります。

  • 赤く腫れる
  • フケが大量に出る
  • 白い斑点(落屑)が出る
  • 痒い
  • 毛髪が抜け落ちる
  • 化膿する

白癬菌に感染すると、頭部の皮膚が赤く腫れ、次第に落屑(らくせつ)が見られるようになります。落屑とは、表皮角質層の上層部が薄い断片となってはがれ落ちる現象です。皮膚の表面が次々にはがれ落ち、フケが大量に発生しはじめます。

患部にはかゆみを伴うこともあります。また、症状が進むと毛髪が抜け落ちるようになります。かゆみが増すと、引っ掻いた部分が炎症を起こし、患部が化膿することがあります。

放置すると症状はどんどん悪化します。リンパ節が腫れたり、脱毛範囲が徐々に広がって頭部全体が脱毛してしまうケースもあります。

ステロイドの外用によって、頭皮にたくさんの膿疱ができ、痛みを伴うことがあります。これはケルスス禿瘡と呼ばれます。

できるだけ早期に発見し、適切な治療を行なうことが求められます。

頭部白癬(しらくも)の原因

頭部白癬/しらくもは、水虫と同じ原因菌である白癬菌が、頭皮や髪の毛に感染することで起こります。

白癬菌は、身体のいたるところに感染するカビの一種です。白癬菌が足の裏や爪に感染したものが水虫です。水虫は日本人の5人に1人が感染しているといわれています。頭皮は髪の毛に覆われて適度に温かく湿り気があることから、白癬菌が繁殖しやすい環境であるといえます。

水虫がバスタオルやバスマットで感染しやすいのと同様に、頭部白癬も人や物との接触でうつります。感染している子供の帽子を別の子供が被ったりすることで、人から人へと感染します。

また、頭部白癬の感染者自身が、身体の他の場所に水虫などの感染があるケースが多くみられます。

白癬菌のなかでも、犬・猫にも寄生しているミクロスポルム・カーニス(犬小胞子菌)、トリコフィトン・トンスランス(トンスランス菌)などが感染しやすいとされています。犬や猫をペットとして飼っている方は、ペットからの感染も考えられます。

頭部白癬(しらくも)と他の病気の見分け方

頭部白癬は、ほかの病気に似た症状をもっているため、 初期の段階ではなかなか見分けがつかないことがあります。そこで、これらの病気を簡単に見分ける方法について解説します。

頭部白癬と円形脱毛症の見分け方

頭部白癬は脱毛部分が丸いため、一見すると初期の円形脱毛症に似ています。

白癬菌は毛穴の中に入り込むため、髪の毛が簡単に抜け落ちるようになります。感染した毛穴の周りには、表皮が薄くはがれ落ちた落屑が溜まるようになります。

頭部白癬では多くの落屑が発生しますが、円形脱毛症には落屑が見られませんので、両者を見分けることができます。

  • 円形脱毛症 ⇒ 落屑が発生しない
  • 頭部白癬 ⇒ 落屑が発生する

頭部白癬(しらくも)とフケ症の見分け方

頭部白癬には大量の落屑が発生するため、フケ症と間違われることがあります。

フケ症との違いは、頭部白癬では大量の抜け毛が発生するのに対し、フケ症では抜け毛が発生することはあまりありません。

  • フケ症 ⇒ 抜け毛が発生しない
  • 頭部白癬 ⇒ 大量の抜け毛が発生する

頭部白癬(しらくも)と脂漏性皮膚炎の見分け方

脂漏性皮膚炎を発症すると、大量のフケが発生したり、頭皮に赤いかさぶた状の炎症が生じます。頭部白癬と脂漏性皮膚炎は症状が良く似ているため、一般の方が見分けるのは少々難しいかもしれません。

子供の脂漏性皮膚炎・乳児脂漏性湿疹の症状と治療法 湿り気のあるフケに注意

  • 脂漏性皮膚炎 ⇒ フケは大きな塊状で湿り気がある
  • 頭部白癬 ⇒ 落屑は比較的小さくパラパラしている・大量の抜け毛がある

頭部白癬(しらくも)の検査方法

頭皮にフケのような落屑があること、脱毛部分の境界がはっきりしていることなどが頭部白癬の特徴です。

患部の髪の毛は折れやすく、ちぎれやすいため、黒く点のように残ることがあります。患部に残っている髪の毛も、ブラッシングしたり軽く引っ張るだけで簡単に抜けてしまいます。

頭部白癬を検査するためには、髪の毛を引き抜いて、KOH溶液や顕微鏡検査を行います。髪の毛に胞子状の菌があれば、頭部白癬と認められます。

頭部白癬の治療法

頭部白癬の疑いがある場合、できるだけ早く皮膚科にご相談ください。頭部白癬の治療には、外用の抗真菌薬と内服薬を使用します。

個人差はありますが、治療が完全に終わるまでには大体3ヶ月前後かかります。感染した部分の髪の毛が全て抜け落ち、白癬菌が完全に駆除されるまでしっかりと治療を行ないましょう。

外用薬の使用で患部に痛みが出ることもありますので注意が必要です。

頭部白癬を予防するには?

白癬菌は、健康的な頭皮でも24時間で感染するといわれています。頭部白癬を予防するためには、とにかく頭皮を清潔に保つこと、帽子やタオルなどを他人と強要しないことが必要です。

また、家族に水虫のある方は、同じタオルを使わないように注意する必要があります。患部を触った手には白癬菌が付着している可能性があるため、できるだけ消毒をすることも大切です。

抗真菌作用のあるシャンプーを使用する

普段の生活においては、抗真菌作用のあるシャンプーを使用するようにします。コラージュフルフルネクストシャンプーは市販品で唯一抗真菌作用が認められており、病院でも使用が推奨されています。症状が治まった後も菌が潜伏している可能性があるため、半年以上は使用を続けるようにしてください。

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